歯科予防に対する考え方

ヨーロッパ諸外国と日本人のデンタルケアへの意識は、「歯科予防」に対する考え方の違いによるところが大きいようです。年齢を重ねても健康的な歯を維持することは、皆さんの身体的な健康を支える上で大変重要な役割を担ってくれます。何よりも歯は、人間が活動する際のエネルギー源を摂取する上で重要な役割をするとともに、咀嚼をするは、血液が頭に送られるポンプとしての働きも課されているようなのです。「咀嚼」と高齢者の「認知症」が大きな関わり合いがあると考えられているのは、咀嚼力が低下することによって脳に送り込まれる血流が減少してしまうことが、「認知症」に大きく影響しているのではないかという歯科医など専門家たちの考えがもととなっているようです。