皆さんのお口の中にある「歯」の本数を数えたことはありますか。一般的には大人の歯の総数は、親知らずを含めると32本であると言われているようです。「親知らず」を知らないと言う方もいらっしゃるようですが、乳歯の生え変わりから一番最後に生えてくる4本の歯なのですが、生えてこない方もいらっしゃるのでその存在を知らない人も少なくないかもしれません。お口の中の上と下左右に生えるため合計4本となりますが、親知らずが生えてきたとしても炎症を起こしたり、噛み合わせによくない影響を及ぼすような場合は歯科で抜歯をする方がほとんどです。皆さんがご自身の「歯」の本をご存じないのは、ご自身の「歯」に興味がないことを示しているのかもしれません。また、お口の中に「歯」が約28~32本、存在することが当たり前のようにお感じになられているからなのかもしれません。高齢者の多くが義歯を使用したり、健康な歯を失ってから、多くのことを後悔するように、皆さんもお口の中の「歯」の存在を失った経験からはじめて「健康な歯」のもたらす恩恵を知ることになるのかもしれません。 |