ブラッシング方法の大切さ

たかが歯磨きされど歯磨き。歯槽膿漏を治す為にも、歯磨きというのは主力武器だと言えます。

歯槽膿漏の根治を目指す為には、第一に最近の後続を断つ事、そして第二に抵抗力のある歯茎を作る事です。この2点は丹念な歯磨きによって、ある程度実現できると言ってよいでしょう。従って、「丹念な歯磨き」という第一の生活改善の必要性を正しく理解する事は、治療を無事成功させるには必須項目なのです。

歯磨きをする目的は、その人その時ごとに様々あると思います。例えば歯を白く美しくみせたいから・口腔内をすっきりさせたいから・食後の口臭防止と食べかす除去の為・緊張緩和の為・虫歯と歯周病の予防の為などなど。

今回その中でもお伝えしたい事は「歯槽膿漏の治療の為の歯磨き」です。

歯槽膿漏というのは、何年何十年と時間をかけて悪化してきた謂わば慢性疾患です。それゆえ、歯磨きも厳密かつ時間を要するのです。

早く治したいからと焦って短期間で効果を得ようとするのは禁物です。「汚れを取ればいいんでしょ?」とガシガシ磨いてしまうと、更に傷つけてしまいます。ただでさえ歯肉は病気のため崩れかかっている状態です。これでは逆効果になってしまいます。